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熾烈な開発競争&シェア獲得競争が繰り広げられている、最新鋭旅客機、エアバスA380ボーイング787。結果的に大変な技術革新と経済効果をもたらしているようだ。

エアバスA380
photo Wikipedia
エアバスA380は総2階建てキャビンをそなえる超大型機であるのに対し、ボーイング787は徹底的に軽量化をはかり長い航続距離をウリにする中型機。両社の次世代旅客機に対する正反対のポリシーにより、全く性格が異なる最新鋭旅客機が生み出され、周辺産業や国家をも巻き込んだシェア争いを演じている。果たして先見の明があったのはどちらの航空機メーカーなのか、今後も両社(両陣営)の動向から目が離せない。

低燃費、長航続距離、ゆとりあるちょっと贅沢なつくりのキャビンを備えるボーイング787。そもそも全日空が各社に先がけて50機購入することを決定していることから見ても、航空会社の求める要素をしっかりカバーした同機は「需要のボリュームゾーン」で着実にシェアを伸ばしていくだろう。折りしも昨今の原油高もプラス要因となっている。

一方、注目度と話題性でリードする超大型機エアバスA380。同機を世界で初めて就航させたシンガポール航空が、2008年5月待望の東京-シンガポール線にデビューさせた。ヨーロッパや東南アジアを中心に受注獲得は好調。ボーイング787のローンチカスタマーである全日空も導入する予定だ。
また、丸紅と東急建設がマレーシア航空からA380の「格納庫」建設を100億円で受注するなど、周辺産業も景気が良い。

また、軍用機市場でもエアバスとボーイングは激しく火花を散らしている。
エアバス社は欧州航空防衛最大手EADSと、英防衛大手BAEシステムズが出資する航空機メーカーであったが、その後EADSはBAEシステムズからすべての株式を買い取り、エアバス株を100%保有し完全子会社化した経緯がある。EADSは、A330をベースに空中給油機「KC-30アドバンスト・タンカー」を開発、すでにイギリス空軍やオーストラリア空軍が採用を決めている。そして、次の一手は本命とも言うべき米空軍。米ノースロップ・グラマン社と米空軍の次期空中給油機の入札で提携、ボーイング社の牙城ともいえる米国防総省からの受注獲得を目指し、ボーイング陣営との激しい攻防が続いている。



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